12月17日に北海道大学先住民・文化的多様性研究グローバルステーションの取組として,モスクワ国立大学と北海道大学の協力に関する円卓会議が開催されました。この円卓会議は,北海道大学モスクワ国立大学共同オフィスと日露大学協会主催,モスクワ国立大学歴史学部後援の形で実施されました。
北海道大学からは,加藤博文教授(北海道大学アイヌ民族研究センター長,北海道大学先住民・文化的多様性研究グローバルステーション長,北海道大学・モスクワ国立大学共同事務所長),山内太郎教授(北海道大学保健科学研究院),シコポ・ニャンベ助教(北海道大学生態社会人類学研究者),佐井昭学術研究員(北海道大学生態人類学研究者)が参加しました。
モスクワ国立大学からは,O.E. Kazmina教授(歴史学部民俗学科長,同学部の国際協力課長),R.M. Shukurov教授(歴史学部中世史学科,ビザンチン・イラン・トルコ・中央アジア中世期社会の政治・民俗文化・歴史発展の専門家),T.P. Kishbali准教授(歴史学部芸術世界史学科,紀元1000年アナトリア芸術学考古学の専門家),E.Z. Godina教授(モスクワ国立大学アヌーチン記念人類学研究所・博物館研究主幹)が参加しました。
円卓会議では,加藤教授が「先住民・文化的多様性研究グローバルステーション」の活動を,世界の様々な国の先住民の文化的多様性や特性を研究する目的のため,オックスフォード大学,モスクワ国立大学,北京大学,ルンド大学,オーストラリア国立大学など世界の主要な大学の人文・理学分野の研究者を結集する国際的なプラットフォームであると紹介しました。
モスクワ国立大学と北海道大学の研究者はそれぞれの学術研究の主な方向性について語り,世界の民族の文化的多様性研究に向けた今後の学術協力計画について協議しました。
本会議の報告は,日露大学協会ウェブサイトでもご覧いただけます。
日露大学協会ウェブサイト(英語版)
円卓会議の録画はモスクワ国立大学ウェブサイト上でご覧いただけます。
録画掲載ページ(ロシア語ページ)