本セクションは、2020年8月に、専門セクション(4)「エネルギー開発」がカバーする領域の拡充を目的に改編したものです。
これまで本事業では、2016年の日露首脳会談において示された「8項目の協力プラン」のうち、「エネルギー開発」に対応するものとして、専門セクション(4)の活動を進めてきました。しかしながら、エネルギー開発のみならず、地球規模で対応すべき喫緊の課題であるSDGs、特に環境・資源開発・多文化教育に係る専門人材を日露が協力して育成することが日露の協力関係の強化、さらには地球規模課題の解決につながることから、「SDGs:環境・資源開発・多文化教育」に改編しました。
本セクションは、現代国際社会の価値観に大きな影響を与え、日露協力による国際社会への貢献が期待できる「持続可能な開発(sustainable development)」の概念の根幹となる領域を対象としています。例として、資源開発をめぐる地域・地球規模の環境問題や先住民を含むコミュニティが抱えている社会問題など、SDGsの達成に寄与する人材の育成に取り組んでいきます。
目標達成のため、セクション参加校のこれまでの教育プログラムなどに関する情報・経験を集約・共有・発信していきます。また、日露の行政・民間企業の支援を得ながらコンソーシアムの形成を促進します。これらを通じて、当該分野の日露の専門人材育成を効果的に実施します。
参画大学:
北海道大学(リーダー校),東北大学, 金沢大学,東海大学,神戸市外国語大学,室蘭工業大学