2019年2月28日(木),日露産官学連携実務者会議の開催に合わせ,第1回日露人材交流委員会幹事会を開催しました。
幹事会には人材交流委員会幹事委員7名が出席するとともに,幹事以外の委員6名,ロシアからの参加者5名及び関係教員や事務担当者など8名が参加しました。
会議では,最初に次回の日露人材交流委員会に向けての課題について話し合いが行われました。最初の議題として、日露大学間の単位互換について討議が行われました。具体的には、日本からロシアへの短期派遣における単位取得の意義や、ロシアで受講した科目の日本での単位認定方法について,活発な議論が行われました。ロシア側からもこれまでの事例などを基に意見が示され,日露間の単位互換についての課題共有を行うことができました。次回の大学協会総会時に開催される予定の日露人材交流委員会では、日露大学間での単位互換と共同学位の取り組みの現状を調べたアンケート結果の共有と、それを踏まえた共通の単位互換制度や共同学位に関する取り組みについて報告される予定です。
2つ目の議題として、人文社会フォーラムの開催について議論が行われました。人文社会フォーラムは、これまで日露学長会議に合わせて開催されてきましたが、日露大学協会の発足を契機にこれまでの伝統を守りつつ,より幅広く参加交流校を増やす目的で人材交流委員会を中心に企画する提案がなされ、参加した委員から了承を得ました。今後は様々な領域での日露間の研究者間交流や学生交流を推進する基盤として企画推進していく予定です。
また,最後の議題として,2019年にモスクワで実施予定の学生フォーラムについて意見交換が行われました。参加人数や参加対象となる学生,開催時期などについて様々な意見が出されました。