平成29年度 文部科学省 大学の世界展開力強化事業 採択プログラム (令和3年度終了)

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2019年度 北海道大学大学院工学院における先端分析化学に関する日露共同プロジェクトの実施

北海道大学大学院工学院において、2019年度に「先端分析化学に関する日露共同プロジェクト」を実施しました。

期間:令和2年1月12日~令和2年3月16日 (65日間)

参加者:6名 (モスクワ国立大学の教員1名、モスクワ国立大学の学生1名、東北大学教員1名、北大教員1名、学生2名)

活動内容
モスクワ国立大学のMikhail A. Proskurnin教授が指導する学生が来日し、北海道大学で蛍光偏光免疫分析の高感度化に関する研究を行いました。研究指導だけでなく、研究室内外の学生・教員とも人的交流を積極的に行いました。蛍光偏光測定に関する専門家である東北大学多元物質科学研究所の火原彰秀教授も含め東北大学、モスクワ大学、北大の3大学の研究者間でSkype会議を行い、実験の進捗および進め方や継続的な共同研究について議論しました。モスクワ国立大学学生への実験指導では、試料セルの表面修飾や検出システムの改良を行うことで、蛍光偏光免疫分析の高感度化に成功しました。今回、東北大学の火原教授にもモスクワ国立大学の学生を指導していただき、複数の大学が連携して学生を指導することにより、効果的な人材育成を行うことができました。

 

モスクワ大学の学生(左から2番目)と北大工学院の研究チーム

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