世界の学生がともにオンラインで学ぶ「神戸学院大学グローバルセミナー2020」(後援:神戸市)が5月23日、オンラインで開講されました。
新型コロナウイルスの流行により、国内外の学生が留学することができなくなっています。地球規模の教育機会損失に対する本学の国際貢献として、日露大学協会加盟校である神戸学院大学の国際交流センターが企画しました。受講料は無料で、全国的にオンライン講義が始まる中、いち早く世界に向けた画期的な試みです。
ロシアのほか韓国、中国、ウズベキスタン、台湾、ウクライナ、フランスの日本について学ぶ大学生、大学院生にくわえ若手の日本語教員など予想を上回る応募があり、抽選の結果、協会加盟校のカザン連邦大学1名、極東連邦大学4名を含む22名のロシア人学生が受講しています。
23日は、同セミナーを担当する国際交流センター所長の岡部芳彦・経済学部教授の挨拶、5名程度のグループに分かれてのアイスブレイクを兼ねたフリートークをしました。その後、「おもてなし」の題で岡部教授が、世界一古い旅館が日本にあることやディズニーリゾートなどを事例に講義しました。
極東連邦大学2年生のポリーナ・ラドチェンコさんは「初めてのセミナーだったので少し緊張しましたが、別の国の人達と会話できて嬉しいです。日本についてもっと知りたい気持ちになりました」と語っています。
このグローバルセミナーは全5回で7月25日まで続き、日本の文化やサブカルチャーなど幅広いテーマを取り上げます。同セミナーについては兵庫県の「ポストコロナ社会に向けて~兵庫からの挑戦~」でも紹介されていますのでこちらをご参照ください。
オンライン講義中の岡部教授
Zoomで参加中の学生たち(プライバシー保護のため加工しています)