平成29年度 文部科学省 大学の世界展開力強化事業 採択プログラム (令和3年度終了)

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「極東医療・健康フェア」を開催

2019年11月15,16日,ロシア・ハバロフスクにおいて「極東医療・健康フェア」(主催:日露医学医療交流コンソーシアムにいがた,共催:極東国立医科大学)が開かれました。新潟大学の教授らによる医療・健康セミナーなどが催され,極東市民向けに,医療にまつわる身近な情報を提供することができました。

同フェアは,日露の医療健康分野において,両国が有する情報や知識を広く共有し,ロシア極東地域住民の健康増進に資することを目的に,初めて開催されました。第1日目となる15日には,「コンソーシアムにいがた」関係者が,日本の診断技術や設備を有する検診施設「SAIKO」を視察したり,ハバロフスク地方保健副大臣補佐や在ハバロフスク日本国総領事を表敬したりして,両国の継続的な医療・医学分野での協力体制について,展望を確認し合いました。

フェア第2日目となる16日には,極東国立医科大学で一般向けセミナーを実施しました。同大学と新潟大学の教授3名が最先端の乳がん治療や高齢者の肺疾患,日本の高齢者医療について講演し,聴衆からの熱心な質問に答えました。セミナーには,約270名が来場し,一般市民や医学生ら幅広い層から参加を得ました。

極東医療・健康フェアの様子=ハバロフスク市の極東医科大

 

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